2018年03月22日

和田秀樹著『自分を「平気で盛る」人の正体』(2016年)



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

自分を「平気で盛る」人の正体 (SB新書) [ 和田 秀樹 ]
価格:864円(税込、送料無料) (2018/3/22時点)



ここ数年、「偽造」や「ねつ造」などの言葉が付く事件が目立つ。STAP細胞のねつ造問題、音楽家のゴーストライター事件、イケメンコメンテーターの学歴・経歴詐称、企業の不正会計処理、メーカーの検査結果偽造…。何が本当でうそなのか、まるで信用できない社会になってしまった。

ソーシャルメディア(SNS)でも、自分を「盛る」ことで良く見せようとする自己アピールの強い人たちがわんさと出現してきた…気がする。「能ある鷹は爪を隠す」という美徳は、もはや遠い昔の話だ。

精神科医・和田秀樹さん「自分を「平気で盛る」人の正体」では、「盛りたがる人たち」の正体とそういう人たちがはびこる世の中になった時代背景を説明する。

「盛りたがる人たち」の中には、「演技性パーソナリティ障害」「自己愛パーソナリティ障害」といった病名が付く人たちがいる。

演技性パーソナリティ障害」の特徴は、自分が注目の的になっていない状況では楽しくない▽自己演劇化、芝居がかった態度―など。「自己愛パーソナリティ障害」は自分が重要であるという誇大な感覚▽過度な称賛を求める▽尊大で傲慢な行動―など。病気とまで言えなくても、その傾向がある演技性タイプ、自己愛性タイプの人もいて、世間一般にはいくらでもいる。(ってか、トランプ大統領が疑わしいって思うのは私だけ?)

両タイプとも「称賛欲求が強い」、という特徴があってSNSを見てもうなずける。

「自分を盛る」人たちが多数出没してきた背景には、簡単に自己アピールできるSNSの普及とテレビの存在が挙げられる。テレビの世界では、キャラ立ちしたタレントや文化人がもてはやされる。その風潮が一般的にはびこっているのか、大学受験でさえも自己アピールがうまいAO入試が花盛りだ。

世の中は、ますます「盛る人たち」が有利になる方向に傾いている。だから、「盛る人たち」も「雨後の竹の子」状態になる。

この本を読みながら、亡くなった私の叔母を思い出していた。
叔母はまさしく、「演技性パーソナリティ」の人だった。幼い私は、ささいなことで泣いたり大笑いしたりする叔母が薄気味悪かった。本心が見えないから、自分も心を開けなかった。叔母のような人が増殖していくのか、と思うとちょっと背筋がゾクっとする。
精神科医・和田秀樹さんの著書は多い。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

感情的にならない気持ちの整理術 [ 和田 秀樹 ]
価格:1404円(税込、送料無料) (2018/3/22時点)




人気ブログランキングへ
書評・レビューランキング
posted by 蝶子さん at 11:55| 広島 ☁| Comment(0) | わ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

人気記事